風浪宮・新北神社・福島八幡宮
●風浪宮
神功皇后が新羅御新征よりの帰途、
軍船を筑後葦原の津(大川榎津)に寄せ給うた時、
皇后の御船のあたりに白鷺が忽然として現われ、
艮(東北)の方角に飛び去りました。
皇后はその白鷺こそ我が勝運の道を開き給うた
少童命の御化身なりとして白鷺の止る所を尾けさせられ、
其地鷺見(後の酒見)の里を聖地とし、
武内大臣に命じて仮宮(年塚の宮)を営ませ、
時の海上指令であった阿曇連磯良丸を斉主として
少童命を祀りました。
古来より風浪の灘を守護し給うにより風浪を社号とし
代々の久留米有馬藩主の崇敬厚く国司賢将始め筑後国一円の
信仰をあつめ、俗に「おふろうさん」と呼び親しまれ
勅命社として千八百余年の由緒をもつ著名の大社です。
御祭神
少童命三座(表津少童命、中津少童命、底津少童命)
相殿御祭神
息長垂姫命(神功皇后)、住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)、高良玉垂命。
鎮座地
福岡県大川市大字酒見726-1
●新北神社
約二千二百年前 中国の秦の始皇帝の命で、
不老不死の霊薬を求めて渡来した徐福一行が浮盃より上陸し、
疲れを癒す為に住まいをもうけた跡地に、
第三十一代 用明天皇御代五八六年、北方出雲の国、
素戔嗚尊を祀り新北神社が創建されました。
第五十二代 嵯峨天皇の御宇 御勅使三条大納言郷が再建。
旧社格 郷社
主祭神 素盞鳴尊
配祀祭神 倉稲魂命、大山昨命、天照大神、市杵島神、武甕槌命、
仁徳天皇、三女神、十城別命、岡象女神、綿津見命、鍋島勝茂(無格社合祀による)
ご利益
厄災除け、病魔退散、五穀豊穣・商売繁盛
鎮座地
佐賀県佐賀市諸富町大字為重1073
●福島八幡宮
寛文元年(1661)九月十八日に、
福島城外東部にある土橋八幡宮から勧請されました。
旧社格:郷社。
御祭神
応神天皇・息長足姫尊(神功皇后)・武内宿禰
御利益
武勇長久・勝利祈願・出世開運・安産・子孫繁栄・延命長寿・無病息災
鎮座地
福岡県八女市本町105-1
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