鎮西霊験社【黒髪神社 下宮】佐賀県武雄市

鎮西霊験社【黒髪神社 下宮】

黒髪神社は、崇神天皇十六年に朝廷の勅願社として

黒髪山(標高:516m)をうらなって鎮座されたと伝えられる

肥前最古の由緒を持つお社です。


黒髪山頂上の天童岩には、

原初の信仰形態である磐座信仰の姿が伝えられ、

また太陽穀霊崇拝にちなむ天童信仰がみられるところからも、

歴史的古さが窺われます。 


平安末期の史料、「武雄神社文書(国重要文化財)」には、

黒髪神社は「朝廷ノ御祈祷所」で「杵島郡第一ノ霊社」とみえます。


鎌倉期以降、天台修験と結びついた熊野信仰が伝播してくると、

神仏習合の様相が強まり、やがて「黒髪大権現」の称号で呼ばれるようになります。


末社・掛社は杵島郡・松浦郡中心に五十社に及んでいました。


戦国期には、諸武将が誓願の起請文として用いた「牛王宝印」守札を発行してをり、

上宮・中宮・下宮の三所からなる規模とともに、社格の高さをあらはしています。

旧社格:郷社。


創建 

上宮 崇神天皇十六年 

下宮 霊亀元年(715)


御祭神 

伊奘冉尊・速玉男命・事解男命

下宮相殿

菅原道真公命・今山鎮守神


この神社は二礼三拍手一礼が正式な参拝作法です。


御利益

五穀豊穣・雨乞い・病気平癒・商売繁盛

交通安全・学業成就・所願成就


鎮座地

佐賀県武雄市山内町大字宮野1093-2

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