浮島熊野坐神社
浮島神社(うきしまじんじゃ)は
熊本県上益城郡嘉島町にある神社です。
正式名称は浮島熊野坐神社(うきしまくまのますじんじゃ)。
地元では親しみを込めて「浮島さん」と呼ばれています。
由緒:平安時代の長保3年(1001)、
この地を治めていた井王家3代目 井王三郎直久は、
湿地帯のため五穀の収穫が思うようにいかないため、
屋敷神である、熊野坐神社に日夜祈っていた。
ある夜、枕元に熊野の神が現れ、
「屋敷の北側を掘れ!」との教えを授けられた。
そこで、掘ってみると、みるみる周辺の水が集まり、大きな池になった。
おかげで、湿地帯の水もはけ、五穀の収穫も安定した。
その晩、黄金色に輝く大きな石が池に現れ、人々を驚かす。
これを「兜石」と名付けた。
「兜石」は、現在も池のどこかに沈んでいる。
その日から、ひっきりなしに人々が見物に来て、にぎわった。
「兜石」をご神体とし、屋敷神を神社へと移行し、井王三郎自身が神主となり、
以来、千年、井王家が神職を担っている。
旧社格:村社。
御祭神
伊邪那岐命、伊邪那美命
ご利益
縁結び、夫婦和合、子宝、安産、初宮詣、家内安全など
鎮座地
熊本県上益城郡嘉島町井寺2827
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