乙姫神社
乙姫神社(おとひめじんじゃ)
由緒
主祭神、若比咩神(わかひめのかみ)は
阿蘇五の宮惟人命(これひとのみこと)の妃で天の女、
容姿艶麗才色の誉れ高く、主神を助け九州の開発に尽くされ、神
功皇后の三韓へ渡海の際には母神 蒲池比咩神(かまちひめのかみ)並びに
惟人命御出征の留守を預かり給いてよく使命を全うし、
後願の憂いなく守られた功績は特に大書すべきものであった。
この役の功により、母神 蒲池比咩神は宇土郡浦神社、
惟人命は益城郡甲佐神社祭神として祭祀せられ、
阿蘇4社として阿蘇大宮司直祭となる。
乙姫神社は之に準じて大祭は阿蘇大宮司が執り行っていた。
乙姫神社の創設は仁寿元年(851年)
御祭神は惟人命(これひとのみこと・阿蘇五の宮)の妃で
若比咩神(わかひめのかみ・阿蘇六の宮)ですが、新彦神(阿蘇七の宮)の末娘とも、
健磐龍命(阿蘇一の宮)の妃 阿蘇都比媛(阿蘇二の宮)とも言われています。
そのいずれからの娘・妃が「疱瘡(天然痘)」を患い、
狩尾の黒山に身を移し、治療され、乙姫の生家に帰宅されました。
現在の乙姫神社の赤松の中段にきらきら光るものが見え、
この光が神々しく御幣のようであったので、妃の社として祀ったのが乙姫神社です。
そうした謂れからこの社の御神体は後ろ向きに祀られ、
お顔を正面から拝見できないそうです。
旧社格:村社。
ご利益
無病息災、子孫繁栄、五穀豊穣、家内安全、合格祈願等々
鎮座地
熊本県阿蘇市乙姫1317
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