【筑紫神社】福岡県筑紫野市

筑紫神社

筑紫神社(ちくしじんじゃ/つくしじんじゃ)は、

福岡県筑紫野市原田にある神社です。


式内社(名神大社)で、旧社格は県社。


社伝によると、祭神を筑紫の神といい、筑紫の国魂である。


奈良時代の「筑後国風土記」の神話によると、

『筑前と筑後の境となる鞍韉盡坂(したくらつくしのさか)に、

麁猛神(荒ぶる神)がおり、峠を往きかう人を多く取り殺していた。

その神は人の命尽(いのちつくす)の神と呼ばれた。

筑紫の君と肥の君らが占いによって、甕依姫を巫女として、

その神を祀らせた。それ以後、人々が殺されることはなくなった。

後にこの神を筑紫の神と呼ぶようになった』

とされ奈良時代以前から

筑紫神社は在ったと推測されています。


筑紫の語源は筑紫神社の神号から起こったといわれています。


筑紫の神が白日別神・五十猛命という説もありますが断定はできていません。


筑紫神社は延喜式神名帳(927)に名神大とあり、朝廷より尊崇されていました。


日本三大実録によると『貞観元年(859)に筑紫神社従四位下を奉授され、

元慶三年(879)に筑紫神社従四位上を授く』とあり、

類聚符宣抄に天元二年(979)の官符に

『住吉・香椎・筑紫・竈門・筥崎等の宮は大宮司を以て、その貫首となす』とあります。


御祭神

筑紫大明神(白日別神・五十猛尊)

神徳:平和・交通安全の神、筑紫の国魂、筑紫の国号起源、氏神様


配祀

宝満大神(玉依姫命)

神徳:縁結び・子孫繁栄の神


田村大神(坂上田村麿)

神徳:武家の神・必勝、戦いの神


鎮座地

福岡県筑紫野市大字原田2550

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