稲荷山古墳・補陀落渡海碑・繁根木稲荷神社
♦稲荷山古墳
推定全長110mの前方後円墳でしたが、前方部は失われ、
後円部はだけが残っています。
後円部も大きく改変されて、墳丘上に稲荷神社が鎮座し、一部は墓地となっています。
発掘当時は、葺き石と二列に巡らされた円筒埴輪や朝顔形埴輪などの
埴輪列が見つかっていますが今は完全に削平されてしまってます。
♦補陀落渡海碑(ふだらくとかいひ)
補陀落渡海供養塔は、高さおよそ138cmの自然石で造られています。
表面に日、月、中央に阿弥陀三尊像、観音、勢至の仏像三体の線刻と刻文があります。
永禄十一年(1568)、十一月十八日に当時東洋で仏教の霊地として繁栄した
補陀落山に渡海する際に、下野国 弘円上人を先達とし、駿河国 善心、
遠江国 道円両行人が観音信仰のために肥後国高瀬に下り、
船出の大願成就を祈り建立したものです。
この補陀落渡海碑は、全国でも数か所しかない貴重なものです。
♦繁根木稲荷神社
応永十七年(1409)創建
御祭神:宇気母智神
鎮座地
熊本県玉名市繁根木73-1
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