高森阿蘇神社
由緒
元この神祠は、神社の裏山の中腹にあったと言う。
本来山の神の信仰に起るものであろう。
この社は、矢村社又は矢村大明神と称しており現在名は明治以降のことである。
矢村社と称する由緒は
「健磐龍命 阿蘇国に降り国土開発の時住むべき宮居を定めんと
阿蘇山上に登り南北に向って卜矢を放つ、
その一矢は今の一の宮町(宮地)なる十二の宮の地に落ち、
一矢は南なるこの所の大石に当たり、
これ今の御矢村の石にして寸余にわたる矢じりの跡を残すという。
ここに一社を建て神矢を納めて矢村社と称す。
その矢朽ち果てたるにより、新たに神像を奉安してこれに替え鎭祭す」
とある。
御祭神:健磐龍命(たけいわたつのみこと)
配祀:阿蘇都媛命(あそつひめのみこと)、外十九座
祭礼日:7月30日・夏祭り、8月17 18日・風鎮祭
境内社:天照皇大神宮
鎮座地
熊本県阿蘇郡高森町高森409
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