肥前国一宮【與止日女神社】佐賀県佐賀市

肥前国一宮【與止日女神社】

與止日女神社(よどひめじんじゃ、与止日女神社)は、

式内社、肥前国一宮で、旧社格は県社。


「淀姫神社」とも書き、別称として「河上神社」、通称「淀姫さん」と呼ばれています。


佐賀県を中心とする北九州地方には、

與止日女神(淀姫神)を祀る神社が多数あり、

そのうち與止日女神社を含めた6社が嘉瀬川流域にあります。


欽明天皇25年(564年)11月1日に創祀され、

延長5年(927年)の『延喜式』神名帳では肥前国佐嘉郡に「與止日女神社」と記載され、

式内社に列した。


弘長元年(1260年)に最高位の正一位の神階を授けられた。


御祭神:與止日女命 (よどひめのみこと)

神功皇后の妹君とされ、

また一説には神武天皇の祖母神である豊玉姫とも伝わります。


『肥前国風土記』逸文(神名帳頭注)には、

「與止姫神」のまたの名を「豊姫(ゆたひめ)」「淀姫」

というとあるが、

同書佐嘉郡条には「世田姫(よたひめ)」の説話が載り、

世田姫は「石神」だと書いてあります。


なぜ「石神」の世田姫が「海神」の豊玉姫に

変わったのでしょうか?


世田姫(よたひめ)が豊姫(ゆたひめ)と呼ばれていたことで、

「世田姫」→「豊姫」→「豊玉姫」となったのかもしれません。


拝殿の天井絵馬は、乙姫伝説と言われる「山幸彦海幸彦」と

菅原道真伝説の2つの物語が描かれています。


鎮座地

佐賀県佐賀市大和町川上1-1

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