【高志神社 (高志宮) 】佐賀県神埼市の神社

高志神社 (高志宮)

創建年代不詳。景行天皇十二年筑紫御巡狩の際、

この地に鳳輦(ほうれん)を駐めさせ、主神を鎮祭されたと伝える。


永仁6年(1298)の文書にすでに記載のある古社で、

「櫛田宮略記」には

「平安時代。今の神埼市から三養基郡みやき町あたりまでは

皇室領の三千町歩もある荘園で「神埼御荘」と尊称されていた。

その荘園の総鎮守が櫛田宮であり、南北各一里の地に鎮座する高志神社・白角折神社とは

三所一体の神社で「三宮一徳、三所明神」と称した。」とあります。


御祭神は、素盞鳴尊。

後に稲田姫命・日本武尊の二柱を相殿として配祀した。

明治四年郷社に列せられる。菅原道真を合祀により追加。


高志神社遺跡

平成9・10年度に調査が行われ、

弥生時代の集落、墓地、貝塚、弥生時代前期末~中期中頃の甕棺墓38基などが確認され、

甕棺墓の内の1基から完全な形の細形銅剣と人骨に刺さった状態の

銅剣の切先、石剣や石鏃、サメの歯で作ったやじりなどが出土した。


高志狂言

神社がある高志地区には、全国でも唯一、

鷺流の狂言の「半銭」伝える佐賀県重要無形文化財「高志狂言」が伝承されており、

毎年10月12日の、高志神社秋祭りに奉納されています。


鎮座地

佐賀県神埼市千代田町下板1229