【水島龍神社】熊本県八代市の神社 国指定名勝「不知火および水島」
龍神社は、安政2年(1856年)に創建された神社で、
海岸堤防西側「万葉歌碑」の所にありましたが、
昭和36年、海岸堤防改修工事により現在地に移築され、
水島龍神社となりました。
ご利益
農作物豊作、事業隆盛、家内安全、無病息災、家庭円満、子孫繁栄、無災害
日本書紀で景行天皇18年4月の条に、
「天皇がこの島で食事をなさろうとした際、水が無かったので、
小左(おひだり)という人物が天地の神々に祈ったところ冷水が湧き出したので、
それを天皇に差し上げることができた。そのためこの島を水島と呼ぶ」
という記述があります。
その泉は昭和30年ごろまで湧水していましたが、
球磨川水系ダムの完成等により枯れ果て、現在は湧き出していません。
万葉集では長田王により
「聞きし如まこと貴く奇しくも神さび居るかこれの水島」
(人の言うように、貴く不思議にも神々しく見えることよ、この島は)
と歌われているそうです。
水島と不知火を景行天皇の巡幸伝説にまつわる一体的な景勝地として、
万葉集や枕草子の題材にもなった学術的価値と独特の自然現象である不知火の
観賞価値が評価され、平成20年「不知火および水島」は、国指定名勝となりました。
鎮座地
熊本県八代市水島町
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