筑後国一宮【高良大社】福岡県久留米市
高良大社(こうらたいしゃ)は、
福岡県久留米市の高良山にある神社です。
仁徳天皇55年または78年鎮座、
履中天皇元年創建と伝えられています。
『延喜式神名帳』には
「筑後国三井郡 高良玉垂命神社」と記載されて
名神大社に列しているほか、筑後国一宮とされました。
また、御祭神の高良玉垂命は
国内最古の神名帳とされる『筑後国神名帳』によると、
朝廷から正一位を授けられたとされます。
高良山にはもともと高木神(高御産巣日神、高牟礼神)が鎮座しており、
高牟礼山(たかむれやま)と呼ばれていたが、
高良玉垂命が一夜の宿として山を借りたいと申し出て、
高木神が譲ったところ、玉垂命は結界を張って鎮座したとの
伝説があります。
式内社(名神大社)、筑後国一宮。
旧社格は国幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
御利益:厄年の厄ばらい・厄除け開運・延命長寿・交通安全。
また芸能の神としての信仰もあります。
御祭神
正殿:高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)
左殿:八幡大神(はちまんおおかみ)
右殿:住吉大神(すみよしおおかみ)
この他、本殿内には御客座があり、
豊比咩大神(とよひめおおかみ)が合祀されている。
高良玉垂命は朝廷から正一位を賜っているものの記紀には登場しておらず、
正体が誰であるかに関しては古くから論争があり、
武内宿禰(物部保連)説、藤大臣(中臣鳥賊津臣命、藤大臣連保、月天子、住吉明神の化身、物部氏の遠祖・物部胆咋連、物部保連)説、物部祖神(饒速日命、物部胆咋連、物部保連)説、彦火々出見尊説、水沼君祖神説、綿津見神説、比売許曽神(香春同神)説、
景行天皇(大足彦)説、芹田真誰説、新羅神説、高麗神説など諸説があります。
鎮座地
福岡県久留米市御井町1番地
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