筑後稲荷十社 第一の社【大学稲荷神社】福岡県久留米市の神社
高良大社の末社で、「筑後稲荷十社第一の社」といわれ、
この地方で最も有名な稲荷神社です。
上社と下社に同一神を祀っています。
御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
下社は「稲荷山」の名の起源となった
古い稲荷社(通称小学稲荷)で上社が本来の大学稲荷。
明和八年(一七七一)二月、時の高良山座主 寂信僧正が、
京都伏見稲荷(現伏見稲荷大社)から、
「大学」の称号を持つ稲荷神を勧請したものである。
はじめ山内愛宕山に鎮祭され、「愛宕山稲荷」と称したが、
慶応二年(一八六六)現在の社壇を拓き、
明治八年(一八七五)二月拝殿を建立、
同年八月一日ここに遷座された。
以後、商売繁盛・開運の神として、
広い地域の信仰を集めるに至ったが、
「大学」の名に因み、学業成就・各種試験合格を
祈願する人が甚だ多い。
なお神紋とされる轡(くつわ)紋は、
明治の始め、高良山を住居とした久留米藩主 有馬頼咸公が、
特に当社に授けられたものであるという。
鎮座地
福岡県久留米市御井町2608
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