【土器山八天神社・仁比山神社】佐賀県神埼市

土器山八天神社・仁比山神社

●土器山八天神社

土器山八天神社(かわらけやまはちてんじんじゃ)は、

土器山(八天山)をご神体とし、火産霊神(迦具土神)を祭神とする神社です。


由緒:開山 行基菩薩 

元正帝の御宇、養老5年(721)

土器山(八天山)は、標高429m。

この山は、巨岩怪石が多く上古より山岳信仰の霊山で、

山全体を御神体、上宮の巨石を磐境とし、附近一帯は聖なる禁足地でした。


仏教公伝後、神仏習合により、中宮菩提寺が創建され、

更に平安末期丹波国愛宕山より、火伏の神である迦具土神を勧請。


以来、修験霊場として聞こえ「天狗の棲む山」と畏敬された。


戦国期には、菊地氏、江上氏、神代氏、などの崇敬を集め、

藩政時代は、宝光坊が一山を統べていたが、明治初頭の神仏分離、修験道廃止令に依り、

神職に転向、現在の八天神社となった。


御祭神

火産霊神(迦具土神)-火の神

罔象女神(弥都波能売神)-水の神

大山祇神(大山津見神)-山の神


御利益:火事除け・災難除け・開運


鎮座地

佐賀県神埼市神埼町城原3672


●仁比山神社

仁比山神社(にいやまじんじゃ)は、

天平元年(729)僧の行基が、聖武天皇の勅願を賜り、

神殿を建立して京都松尾明神を勧請し、

国家安泰、五穀豊穣を御祈願されたのが創始です。


承和11年(844)慈覚大師が唐より帰朝の際、

国家安泰の祈願の為に御神水を得る時、

土中より「日吉宮」の石額を発見したことを朝廷に奏上します。


比叡山の神威を感じた時の仁明天皇は勅命を以て、

比叡山の日吉山王宮(日吉大社)の分霊を合祀し、

朝廷の祈願所と定めました。


その時、仁明天皇の「仁」と比叡山「比山」を併あわせて

「仁比山」と名付けられました。

旧社格:懸社


御祭神

大山咋命・鴨玉依姫神・日本武尊・合祀社祭神二十余神


御利益

国家安泰・五穀豊穣・諸産業繁栄・家系繁栄・厄除け

商売繁盛・開運・方位除け・子宝・安産守護・豊作豊漁など


鎮座地

佐賀県神埼市神埼町的1692