水田天満宮・恋木神社
六所宮・諏訪神社・溝口竈門神社
●水田天満宮
水田天満宮は、御祭神 菅原道真公をお祀りし
鎌倉時代の嘉禄二年(鎌倉時代1226年)に
菅原長者大蔵卿為長朝臣が後堀河天皇の勅命により建立し、
明治維新までは後堀河天皇勅願所の提灯が御本殿の左右に灯されていました。
宝歴四年(1754年)水田別当延寿王院(太宰府天満宮宮司家)信貫法印は
水田天満宮から入京して桃園天皇の玉体安全の祈祷を行われたと言われています。
水田天満宮は、太宰府天満宮と御縁深く、菅原道真公の御霊魂を祀り、
太宰府天満宮の重要な荘園「水田の荘」の守護神でした。
幕末の清河八郎(新選組)の遺著「潜中始末」では
「水田と申すは天満宮の鎮守処にて、太宰府に続きたる九州第二天満宮なり。」
と讃えています。
水田天満宮は太宰府に次ぐ九州二大天満宮として人々の信仰は極めて篤く、
その伝統を守り続けています。
御祭神 菅原道真公
御利益
学業成就・招福・開運・安産・厄除け・災難除け・身体健康・病気平癒
家内安全・交通安全・商売繁盛・方除けなど
●恋木神社
御祭神 恋命(こいのみこと)
水田天満宮の末社として建立当初(鎌倉時代)より鎮座し、
御祭神は「 恋命 」を祀り、全国でも珍しく恋木神社は一社のみです。
恋木の「木」は東を意味します。
菅原道真公が太宰府で生涯を終える迄、
都に残してきた妻子を想う気持ちを御霊魂だけは慰めようと祀られたと云われています。
鎮座地
福岡県筑後市水田62-1
●六所宮
人皇六十一代朱雀天皇の御宇、
承平年中(931年~938年)、熊野坂東寺より勧請。
坂東寺縁起によると
「坂東寺に六所権現社あり、これ昔百歳坊という人霊夢によって勧請す。」
とある。
旧社格 村社
御祭神
天照大神・住吉大神・霧島権限・高良大神・恵比須神・春日大明神
御神徳
所願成就、航海安全、水難守護、五穀豊穣、商売繁盛、豊漁祈願、航海安全
勝利祈願、出世開運、国家鎮護、海上守護、交通安全、恋愛成就 他
鎮座地
福岡県筑後市大字羽犬塚652-1
●諏訪神社
御創建 不詳(推定 西暦一六七〇年以前)
旧社格 村社
御祭神
健御名方主命(たけみなかたぬしのみこと)八坂刀売命(やさかとめのみこと)
応神天皇(おうじんてんのう)軻遇突智命(かぐつちのみこと)は、
末社 若宮社 火産霊神社合祀
御利益
五穀豊穣、商売繁盛、交通安全、武運・勝運、安産祈願、
子授かり、縁結び・恋愛成就、夫婦円満
鎮座地
福岡県筑後市山ノ井193
●溝口竈門神社
三条天皇 長和三年(1014)
溝口城主 溝口正重が、筑前国竈門山(宝満山)より勧請。
溝口城鎮守の神社でした。
旧社格 村社
この溝口地区は1500年代に争いがあった場所。
ここには当時、溝口城があり合戦の場でした。
天正6年(1578年)、
溝口城主・溝口重正が肥前の竜造寺隆信との合戦に敗れ
城を追われたとの記録もあります。
御祭神 玉依姫命
鎮座地
福岡県筑後市溝口1553
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