筑豊一之宮【 風治八幡宮】福岡県田川市

筑豊一之宮【 風治八幡宮】

風治八幡宮(ふうじはちまんぐう)は、

福岡県田川市魚町にある神社です。旧社格は郷社。


風治八幡宮は古くは「伊田大神」と称して海津見神を祀る地主神でした。


神功皇后御征韓の折り、にわかに暴風雨に見舞われたため、

社前の大石に腰を掛け、愛用の太刀を献上して伊田大神に祈願したところ

暴風雨は忽然と治まり、つつがなく穴門(下関)に至られた。


その後、弘仁五年(814)六月、大旱害に見舞われた際、

郡司が伝教大師最澄に請願し伊田大神に祈念してもらうと、

たちまち雨が降り五穀が潤ったという。


後の弘仁八年(817)、その霊験あらたかな奇瑞を後世に伝えるため、

伊田宮山に社殿を造営し風の一字を加えて風宮とし、

蓮台寺・長松寿院の両院を開いて神宮寺とした。


貞観三年(861)九月、宇佐より八幡神を勧請。


元禄元年(1688)三月、国主小笠原氏、聖后御凱旋の神徳にちなみ風治の字を贈り、

風治八幡宮と改称。現在に至る。


御祭神

應神天皇・仲哀天皇・神功皇后・海津見神・豊玉姫命・玉依姫命


御利益

強運隆昌、厄除開運、社業繁栄、五穀豊穣、殖産工業、交通安全など


鎮座地

福岡県田川市魚町2-30