風浪宮
風浪宮(ふうろうぐう)は、福岡県大川市に鎮座する神社です。
創建は約1800年前と伝えられ、代々阿曇氏が祭祀を司る神社です。
社伝によると、神功皇后(じんぐうこうごう/息長垂姫命)が、
三韓親征より御帰還の洋上で暴風の難に遭いながらも無事に
筑後葦原の津(現:大川榎津)に船を寄せられた時、
皇后の御船のあたりに白鷺が忽然として現われ艮(北東)の方角に飛び去りました。
皇后は、あの白鷺こそ我が勝運の道を開き風浪の難から守護し給うた
海神 少童命(わたつみのみこと)の御化身なりとして、
武内宿祢(たけうちのすくね)にその後を尾けさせられ、
鷺見(現:酒見)の大楠の上に止まったので此の地を聖地として、
武内宿祢に命じて仮宮(年塚の宮)を営ませ、この時の海上指揮を使え奉った
阿曇磯良丸(あづみいそらまる)を斎主として少童命をお祀りになったといいます。
承和年間(834年~848年)に、
住吉大神・息長垂姫命・高良玉垂命を配して風浪大権現・風浪将軍と称し、
後に「風浪宮」と称するようになりました。
地元の人からは「おふろうさん」と呼び親しまれています。
御祭神
少童命三座(表津少童命、中津少童命、底津少童命)
相殿御祭神
息長垂姫命(神功皇后)
住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)
高良玉垂命
鎮座地
福岡県大川市大字酒見726-1
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