肥後国二宮【甲佐神社】熊本県上益城郡甲佐町

肥後国二宮【甲佐神社】

甲佐神社(こうさじんじゃ)は、

熊本県上益城郡甲佐町に鎮座する神社です。

肥後国二宮で、旧社格は郷社です。


阿蘇神社(阿蘇市)、郡浦神社(こうのうらじんじゃ、宇城市)、

健軍神社(熊本市東区)、と共に阿蘇四社と称せられる。

肥後南方の守護神とされています。


創建は、第八代孝元天皇26年ともいわれています。


阿蘇大神(健磐龍命)が鏑矢(かぶらや)を放ち、

その矢が止まった所に宮殿を建立したと伝えられ、

鏑崎宮(かぶらざきぐう)と称したが、神功皇后凱旋ののち、

甲冑を納められたので甲佐宮(こうさのみや)と改めたと言われています。


主祭神の八井耳玉命(甲佐明神)は、

阿蘇神社の主祭神である健磐龍命が朝鮮半島に渡り、

帰ってくるときに対馬の女性を連れ帰り、生まれた御子神で、

7歳のときに甲佐へ封じられたとされています。


御祭神

一殿に八井耳玉命(やいみみたまのみこと、甲佐明神)を主祭神とし、

仁寿元年(851)、

二殿に阿蘇神社の主祭神・健磐龍命(たけいわたつのみこと)、

三殿に郡浦神社の主祭神・蒲池比咩命(かまちひめのみこと)を祀まつり、

甲佐三宮大明神と称されました。


宝徳二年(1450)、

神倭磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと 神武天皇)と

媛蹈鞴五十鈴媛命(ヒメタタライスズヒメノミコト)が配祀されたと伝えられています。


鎮座地

熊本県上益城郡甲佐町上揚882