【久留米宗社 日吉神社】福岡県久留米市

久留米宗社 日吉神社

久留米宗社 日吉神社は、

平安時代の治承年中(1177年~1181年)に久留米の土豪 松田庄左衛門が

笹山という場所を開き、その館の守護神として祀られていたと伝えられます。


山王宮(日吉神社)は地主神として

有馬家二代藩主の正保4年(1647年)まで笹山の地に御鎮座されていました。


第4代久留米藩主からは久留米の宗廟・城下町随一の社として

久留米宗社という称号が奉られました。


篠山神社の文書には、

「豊臣秀吉より久留米領地をあたえられた小早川秀包(毛利秀包)が、

久留米城修築のときに現在の二ノ丸(秀包時代の本丸)に

坂本山王宮(日吉神社)を移され、

有馬氏が新城郭普請のときに現在地の日吉町に御遷座される」

とあります。


久留米城地の古い鎮守社では貞観17年(875年)のものもあり、

久留米城地の地主神である日吉神社の創建はそれをさかのぼることも考えられます。


日吉神社

御祭神:大山咋命 

相殿:菅原道真公 

奉安神:豊宇気比賣神・瓊瓊杵尊・天児屋根命・太玉命 


産霊宮

御祭神:日吉大神・宇美大神・淡島大神 

御利益:良縁・子授・安産・女性の病気平癒・女性の厄年


月読宮(常若の社)

御祭神:月読命 

月は満ち欠けを繰り返すことから再生や若返りを司ると信じられ、

古くから若返りの御神徳・眼病平癒の信仰があるといわれています。


大乗院稲荷神社

御祭神:倉稲魂神・大宮女神・猿田彦神・春日大神・秋葉大神 

御利益:農業豊作・商売発展・開運・火難除け・芸能守護


鎮座地

福岡県久留米市日吉町106