【須賀神社】 佐賀県小城市

須賀神社

須賀神社は、延歴202年(803)の勧請で

牛頭天王(須佐之男命)をまつり、「清祠」と称し

佐賀、小城、杵島の宗廟の神社であったと古書に記録されています。


後に地頭職にあった千葉胤貞が九州下向の際に、

当社のある城山に城を構え、

また京都祇園社(現八坂神社)の御分霊を勧請し神体の木像を納め、

千葉氏の守護神としたとされる。


戦国期には龍造寺隆信が社地・社領を寄進し、

1590年(天正18年)には鍋島直茂が神殿を修復、

翌19年にはさらに拝殿を再建したが、

1828年(文政11年)に火災により焼失している。


1876年(明治9年)廃仏毀釈により社号が

「祇園社」から「須賀社」に改称された。

大正13年(1924)には旧県社に列せられ、今日に及んでいる。 


須賀神社の参道の石段は「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(1989年)

「ソフトボーイ」(2010年)のロケ地として使用されました。


御祭神

健速須佐之男大神(たけはやすさのおのおおかみ)

櫛稲田姫大神(くしなだひめのおおかみ)


千葉城 

通称・別名:東千葉城、祇園城、牛頭城、牛頸城、小城城。 

南北朝、室町、戦国時代に小城郡、佐賀郡、杵島郡の

三郡一帯に勢力をふるった千葉氏の山城跡です。


築城年代は定かではないが、

史書には肥前国の地頭職であった千葉大隅守胤貞が

正和五年(1316)はじめて下総国(千葉県)より下向し、

晴気に居住し、それとともに千葉城をつくったとしています。


祭神の須佐之男大神は、

尚武・愛情・病災消除・農商工業の神として御神徳を有して居られ、

古来より近郷近在の人々の深い信仰を集めている。


鎮座地

佐賀県小城市小城町松尾3594